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B負担軽減のお墓づくりを考える

無理せず供養を続けるために






後悔しない負担軽減策を選択する


 承継問題以外の墓じまいの理由としては、墓守の負担があるとされます。そのご事情はご家族によって様々かと思いますが、例えばお寺からの寄付金のお願いに金銭的な負担を感じることもあれば、お墓が遠方にあって毎回のお墓参りが大変といった身体的な負担を感じることもあるでしょう。

 負担を明確にして軽減することができれば、その方法は墓じまいだけとは限りません。負担を曖昧にしたまま「お墓いらない」という気持ちだけで墓じまいしてしまうと、思いがけず供養の放棄をしてしまうことにも。そうなると、後悔しても手遅れです。場合によっては遺骨を取り戻せなくなっています。

 現在守っているお墓を改葬するよりも、そのまま活かして供養を続ける方が将来的に見て負担が小さい可能性もあります。今感じている負担が何なのか、そしてそれを軽減するためには、どんな方法があるのか。次代を担う子どもの考えも聞きながら、ご家族で話し合って十分に検討することが大切です。



費用の検討は長期的視点で


 お墓を維持するための金銭的な負担としては、まず墓地や霊園に支払う管理料があります。これを滞納すると墓地使用許可が取り消されるため、最低限必要な費用です。一般的な傾向としては民営霊園よりも公営霊園の方が安価に設定されているため、管理料負担を軽減するのであれば、公営霊園に改葬するのも1つです。お住まいの自治体にあれば、ということにはなりますが…。

 檀家として寺墓地にお墓を持っていると、お寺から寄付のお願いがあるかもしれません。公営霊園はもちろん、宗教法人が経営する民営霊園でも、通常はお寺側から寄付を求めることはありません。寺墓地から霊園へお墓を移すのはこれまでのお寺とのつきあいもあって、躊躇してしまうかもしれませんが、寄付金に負担を感じるならば、お寺を離れるしかありません。

 改葬先でお墓を建てる場合は、墓じまいの費用の他に、新規の墓石工事費がかかります。それにかかる費用と、将来にわたる管理料や寄付金、お墓参りの旅費、法要で想定される費用、墓石の修繕費などを、長期的な視点で比較検討し、改葬先で新しくお墓を建てた方がいいのか、それとも今あるお墓を活かした方がいいのかを、考えていくことになるでしょう。



将来にわたるイメージが大切


 自宅近くの霊園にお墓を持つメリットとしては、旅費がかからないという金銭的な部分もありますが、何よりもお墓参りに気軽に行けるということに尽きます。これからお墓を建てる場合は、交通アクセスを考慮した霊園選びをすることもできます。

 公共交通を利用する場合も、車でのお墓参りを想定する場合も、どんな時に誰とお参りに行くのか、そんなお墓参りの場面をイメージしながら建てる場所を決めることが大切です。雨の日はどうか、法要で親戚が集まる時はどうか、イメージを膨らませていきます。

 身体的な負担という点では、お墓の構造も影響が大きいものです。雑草の生えないお墓や段差の少ないお墓にすることで、お墓参りのしやすさは格段に向上します。忙しい日々に追われる時代、かつてのようにお墓参りを前提としたお墓ではなく、お墓参りの間隔が空いても安心できる機能的なお墓にすることは意味のあることです。これをリフォームで実現できるのであれば、今あるお墓を残すことに大きな価値が生まれるでしょう。


公園のような霊園

写真は都立霊園の一つで、千葉県松戸市にある八柱霊園。広大な敷地に7万区画を超える墓地が並ぶとともに、自然にも触れられる環境がある。お墓参りに合わせて、公園のような利用をする家族も。お墓を守ることも捉え方次第。上手に取り入れることで負担よりもその価値が高まる。
 
敷石を張ったお墓のイメージ

敷石を張ったお墓にリフォームすることで、身体的な負担が大きいお墓参りでの草取りは不要に。お墓の目地を減らしたり、耐震性を高めたりすることも、将来にかかるメンテナンス費を軽減させることにつながる。墓石工事の見積金額に惑わされず、費用対効果で考えることがポイント。


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